インテンシヴ

ドイツ語のインテンシヴって?

「ドイツ語は文法がむずかしい」という声を学生の間で耳にしますが、 それは従来ドイツ語を文法と講読を中心に学習することが多かったからです。 SFCの外国語教育は、コミュニケーション主体の、 実際に使える外国語の習得を第一目標としていますが、 それについてはドイツ語も同様で、特に初級のうちは、 日本人にとって実際に必要な<コミュニケーションの場>と、 そこでの<話題>を中心に、 短い<キーセンテンス>と<単語>の組み合わせをもとに勉強し、 文法はあくまでもその補足としてあつかいます。

テキストは、研究室スタッフの合作によるもので、 毎週1課ずつ新しいテーマと文法事項が設定されています。 ビデオや、コンピュータを用いた新しい自動学習方法も取り入れています。 教材はすべて日本人学生の実情や、関心事項にあわせて自主制作されたもので、 文法進度や、学習すべき項目などもすべてSFCのカリキュラムに従って設定されています。 1週間に10前後のキーセンテンスと、40~50ほどの単語を覚え、 1学期間で100から150のキーセンテンスと、 700程度の単語を自由に使えるようになることを目標としています。

3学期間を通して50分授業を週に8時間行います。 具体的な授業形態としては、 まず日本人の時間にビデオを中心にキーセンテンスと単語、主要文法項目など 基本になる部分を学習し、スケッチを見たあとで、 練習の時間でそれを実践して覚えるという手順をとります。

授業の特徴

ドイツ語の授業の最大の特徴は、次の3点に集約されます。

1. 確立された教育プログラム
詳しくは総合講座でお話しますが、各課ごとに、火曜日の導入の授業に始まり、 水曜日のビデオスケッチ、金曜日の基礎練習(日本人教員)、 月曜日の応用練習(ネーティヴ教員)という一連の流れに沿って展開されています。
2. 教授法の徹底と教員のローテーションシステム
ドイツ語は全教員で全クラスを担当するというシステムをとり、 ○○先生は△△組の担当ということはありません。 文書化された教授法資料が徹底されており、先生の側から見れば、 今週はA組とB組を教えたから、来週はC組とD組を担当する、 といった具合です。また、全クラスの授業状況も 専任スタッフが若手の非常勤の先生から報告を受けるかたちで常に把握しています。 たとえば、ある先生から 「学生たちはこの部分がまだ十分に理解できていないようです」と報告があると、 それは全クラスに該当することなので、すぐに翌週の授業に反映される、 といった具合です。
3. 最新の自主制作教材とマルチメディア化
ドイツ語の授業では、SFC自主制作のビデオスケッチに加えて、 出版社との共同プロジェクトによるドイツ取材やマルチ映像のビデオ等を用いています。 昨年からは独自に開発したCD-ROM練習教材を導入しています。 また、授業中使用されるOHPはすべてカラーとなり、 現在それらをWEB上で皆さん自身が操作できるプログラムを開発中です。

シラバス

I期からIII期までのコースでは、 それぞれ次のようなレベルを達成目標として考えています。

I期(春学期・秋学期)(シラバス)
ドイツ人との日常的なコミュニケーションのために最低限度必要な表現と、文法事項、基礎単語などを学習します。皆さんが日常的に体験するさまざまな状況をもとに、自己紹介から始まって「趣味」、「嗜好」、「日常行動」など身近な話題について基本的なコミュニケーションを行える能力を身につけます。単位の認定は中間試験、期末試験、毎週の 10分間テスト2種類(筆記と聞きとり)、平常点および出席によります。欠席時数が全時間数の4分の1を越えた場合、単位は取得できません。
II期(春学期・秋学期)(シラバス)
I期で学習した基礎をもとに、表現力と単語力の拡充を目指します。基礎文法はこの段階で終了します。単位の認定は中間試験、期末試験、毎週の 10分間テスト2種類(筆記と聞きとり)、グループワーク、平常点および出席によります。欠席時数が全時間数の4分の1を越えた場合、単位は取得できません。
III期(春学期・秋学期)(シラバス)
コミュニケーションのあらゆる場面で総合的に対応しうる言語運用能力を養成します。それとあわせて、社会、経済、文化、各自の専門分野などの話題について意見を交換しうる能力も身につけたいと考えています。単位の認定は中間試験、期末試験、毎週の 10分間テスト2種類(筆記と聞きとり)、ドイツの学生とのタンデム・プロジェクト、平常点および出席によります。欠席時数が全時間数の4分の1を越えた場合、単位は取得できません。