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長期交換留学体験談

総合政策学部4年 M.T.さん

 

1. 行った場所

オーストリア、ウィーン経済経営大学

 

2. それまでの外国語学習歴

ドイツ語:SFC入学後、インテンシブ1~3

英語:高校留学

 

3. 一日の生活

最も忙しい日のスケジュール。平均授業時間は約3時間。午前と午後に1つずつ授業が入り、その合間にご飯を食べたり、家事をしていました。

午後に授業が入っていない日は、カフェ巡りやオーケストラのコンサート等、ウィーンを満喫し、勉強面・娯楽面ともに充実した1年間でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4. 大学を選んだ理由

ドイツ語に触れつつ、英語でしっかり自身の専攻を学びたかったため、英語で交換留学プログラムを開講しているドイツ語圏の大学を探しました。

中でも、専攻分野のマーケティングに関する講義が多いウィーン経済経営大学に魅力を感じ、第一志望校に設定しました。

 

5. 帰国後の進路、卒業までの流れ

遡求進級せず、3年生の秋学期としてSFCに復学(5年で卒業)。就職活動や卒業論文に落ち着いて取り組みたかったため、卒業を1年延期する決断をしました。

現在は留学先で学んだことを生かし、とあるドイツ企業の日本におけるブランド戦略について研究しています。卒業後は、日本企業の海外事業に携わる予定です。

 

6. 行ってよかったこと

留学中は語学力や知識量ももちろん伸びましたが、1番の収穫は自分の性格や考え方についてゆっくり見直すことができたことだと思います。

留学中は、自分とは異なる文化や価値観を持った人たちとの出会いが多くあります。

そういった出会いの中で、私の当たり前が当たり前ではないことを実感すると同時に、自分自身のアイデンティティーを意識するようになりました。

自分はどういう人間で、将来どうなりたいのかを考える貴重な機会になったと感じています。この時の考察は就活中もかなり役に立ちました!

 

7. 滞在中辛かったこと

銀行開設時に契約内容について書かれた書類が全てドイツ語だった時は困りました…。銀行員の方に頼んで、英語に翻訳してもらいました、図々しい!

あ、あとウィーン国際空港から寮に戻る最中に、無賃乗車で罰金80ユーロを取られた!ウィーン市内乗り放題の切符で乗れると思っていたら、空港はウィーン市内

じゃなかったようで…。「ウィーン」国際空港じゃないの?!

 

8. これから行く人へのアドバイス

経済・経営系を専攻にしていて、留学中も専攻分野に関する勉強をしたい人にはウィーン経済経営大学、オススメです!

1つ難点なのは、交換留学は英語がメインで、ドイツ語を自然に習得できる環境ではないということ。普通に生活をしていれば旅行レベルのドイツ語は身につくけれど、ドイツ語をガッツリ磨きたい人はタンデムや勉強会等、自ら積極的にドイツ語を学ぶ環境に飛び込んでいく必要があります。

自分が留学を通して何を得たいのか良く考えて留学先を選ぶことが、充実した留学経験への第一歩だと思います、頑張ってください〜!

 

↓オーストリア・キッツビュールのスキー場にて

慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス

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